お酒をよく飲む人の多くは、自分がアルコール依存状態にあるとは思っていません。
しかし、アルコール依存症の予備軍は400万人以上もいると言われており、年々増加していることをご存じですか?
また、アルコール依存症を放置すると、病気や事故、自殺などによって死に至るケースも数多くあります。
さらに、家族や周囲の人を巻き込み、周りも疲れ果ててしまいます。
アルコールは覚醒剤などと同じ薬物の一種ともいえます。アルコール依存症は患者さん本人の意思の弱さによって起きるものではなく、専門医療機関で治療が必要な病気であることは医療者でさえも知らない人が多く、治療につながれる方が少ないのが現状です。
アルコール依存症
このような傾向はありませんか?
世界保健機構(WHO)の定めた基準を分かりやすく整理しました。
- 朝から飲酒をする
- 仕事中にも関わらず隠れて飲酒をする
- 飲酒量を減らすと手が震えたり、イライラすることがある
- 決めた量で飲酒を止められないことが多い
- 飲酒をすると暴言や暴力をすることがある
- 飲酒後に罪悪感や自責の念にかられることがある
おおよそ3つ以上あてはまる場合はアルコール依存症の疑いがあります